人と動物をとりまく社会で活躍する先輩たち
安心のペットライフのために
学生時代の動物病院実習で「病気によって亡くなるケース」を目の当たりにし、病気になるもっと前にできることはないかと考えペット保険会社へ就職しました。ペット保険に加入される飼い主様は健康管理への意識が高く、一人でも多くの方にその意識を持っていただくことが、より多くの犬や猫を救うことになります。ですが、病気罹患をきっかけに問い合わせをいただくことが多く、そういった場合は保険加入に制限が出てしまいます。「“ 健康なうちに” 備えとしての保険」ということをわかっていただくことがまだ難しいのが実情です。今の部署は保険を検討されているお客様とお電話を通して直接お話しできる貴重な経験をつめる場。動物病院実習を経験した私だからこそお伝えできることを精一杯お伝えしています。
ペットフードメーカー
株式会社バンガードインターナショナルフーズ
千葉県
中野 良美さん 2014年度卒業
栄養面からペットの健康をサポートしたい
家族の一員であるペットには安心・安全な食事を与え、健康で長生きしてほしいという願いから、人が食べても安全な食材のみを使用したペットフードの商品開発をしています。ペットとの同伴出勤が許されている社内には常に誰かのペットがいてとてもアットホームな雰囲気です。業務では併設する店舗での接客や健康相談も担い、飼い主様とのコミュニケーションを通してニーズをつかみながら新たな商品開発へと繋げています。商品開発にあたっては日本特有の気候や飼育環境をふまえ、運動量に適した栄養バランスを考えるなど大学で学んだ小動物栄養学や動物生理学の知識が欠かせません。数あるメーカーの中から弊社の商品を選んでいただけた時はとても自信になりますし、より効果的な商品を開発したいとやる気にも繋がります。
飼育員
富士サファリパーク運営
小泉アフリカ・ライオン・サファリ株式会社
静岡県
伊藤 美和子さん 2017年度卒業
動物とふれあう感動を人に届けられる仕事
「家では飼えない動物の飼育をしたい」という幼少期からの夢を叶え、富士サファリパークで、ヤマアラシやカンガルー、リスザルなど、お客様にふれあいを楽しんでいただけるエリアの飼育員として働いています。大事に育てた動物が人に馴れてくれた時や、動物とのふれあいを通してお客様が笑顔になっているのを見た時にやりがいを得られるのと同時に、大学で学んだ動物に対する観察力や人への接し方が、現在の仕事でも活かされていると感じます。動物園の飼育員は、動物のお世話だけでなく、接客も大切な仕事です。今後はさらに、ライオンやトラなどの大型動物の飼育や人工哺育など、動物園の重要な役割である「種の保存」にも携わりたいです。